自然栽培コーヒーができるまで -3- コーヒーの栽培に適した土壌

コーヒー

コーヒーの栽培は、熱帯、亜熱帯など、昼夜の寒暖の差が激しい場所が適し、寒さに弱く、土壌は肥沃土、火山帯や高地を好みます。これらの条件を満たす場所は、北緯25度から南緯25度の間。その地帯は「コーヒーベルト」と呼ばれています。原産国としてブラジルや、コロンビア、ラオス、インドネシアなどのコーヒーが有名ですが、すべてこのコーヒーベルトに位置しています。

コーヒーの栽培に適した土壌としては、弱酸性が望ましく、水はけがよく、肥沃であることなどが求められます。更に、コーヒーの成長には、炭素、酸素、水素、窒素、リン、カリウムなどがあります。このうち、炭素、酸素、水素は空気や水から得られますが、窒素、リン、カリウムは土壌からしか吸収されません。土壌にこれらの成分が不足すると、肥料で補う必要があります。この条件が自然に出来上がったのがブギス地方、エルゴン・マウンテンの麓なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です